これまでの臨床から結論づいた
「たったひとつの答え」について。インプラント治療との出会いと経済的な価格のシステムを構築した背景。
はじめまして。平和通り歯科医院、院長の杉澤裕です。おかげ様で、開業させていただいてから、早いもので、20年以上の歳月が流れました。
私がインプラント治療と出会ったのは、今から遡ること、27年前のお話になります。当時、北海道大学の歯学部の学生であった私は、佐々木八郎先生という、北海道で初めてインプラント治療を始められた先生の特別授業を受ける機会があり、そこで衝撃を受けました。当時は、歯を失えば、ブリッジか入れ歯しか選択肢がないというような時代でした。その時代に、人工的な歯根を埋め込み、自分の歯と同じように噛むことができるようになるというのです。この治療法は、多くの方々の役に立つことができる、本当にすばらしい治療法だと深く感動したことを覚えています。
そこで私は、大学5年、6年、そして7年目の夏休みや冬休みに、佐々木八郎先生の医院に通わせていただき、オペにも立ち会わせていただきました。「失った歯の機能を取り戻すことができるインプラント治療。」患者様と話す機会があり、「違和感はないのですか?」と聞いてみたところ、「全く自分の歯と同じように噛めていますよ」とお話されておりました。
現在、当院において、経済的な価格でインプラント治療をご提供させていただいております。その背景としては、複数の歯を失ってしまっている場合や、すでにお口の状態が悪くなってしまっていて、2本目、3本目のインプラント治療をされる場合、患者様の経済的な負担が、とても大きくなってしまうという現実がありました。私は公務員の家庭に育ち、決して経済的に大きな余裕がある家庭ではありませんでした。
今、私の母親は当院で8本のインプラントをしていますが、もしも高価なものであれば、インプラントをあきらめなければならなかったでしょう。国内においては80歳になった時の残存歯数は10本以下という現状があり、とても多くの方が、歯を失ってしまいます。歯を失ってしまった方が、おいしく食事をとれるようになるためにはインプラント治療が現在、最も有効な治療であると言えます。
そのようなことからも、本当に多くの方々が、少しでも経済的な負担が少なくインプラント治療を受けられるようにするためにはどうしたら良いか、極力リスクが避けられ、料金を抑えられるようにするにはどうしたら良いかを考えました。 そして、より多くのインプラント治療を行うことと、歯科医院経営の努力で、現在の経済的な価格のシステムを実現いたしました。治療に携わる歯科医師としての負担は大きなものになっても、お金に余裕のある人だけがインプラント治療を受けられるのではなく、できる限り多くの方がインプラント治療をうけることができるように、体制を変えてきました。当然、安かろう悪かろうは論外ですから、経済的な価格ながらも、機能的で長期使用できるものを選択し研鑽を積んでまいりました。これまでに多数の方にご利用いただいております。
入れ歯になって後悔しているというお話を本当に多く耳にします。
入れ歯は思っている以上に硬いものです。
特にご高齢の方は、旅行に行きたくてお金を貯める方が多いものです。
しかし、「旅行」そのものも楽しいものですが、何といっても、旅行の先々での「料理」、おいしいものを食べることが幸せでもあります。旅行に行っても、食べられるものと食べられないものがあると、幸せも少なくなってしまうこともあるのかもしれません。
たとえお金をかけても、歯を大切にしてこられた方は、「大事にしていてよかった」とおっしゃいます。定期検診をしっかりと受けられている方は、80歳で15本から20本の歯が残っており、定期検診を受けられていない方は、80歳で6本というデータがあります。入れ歯は多くの方がわずらわしさを感じ、噛む力は半減し、ブリッジにすると、他の健康な歯に負担がかかり、歯の欠損はやがて拡大していく傾向があります。
その結果、入れ歯となってしまうということが多いのです。
「いかにはじめの少ない欠損の状態で食い止めるか」わたしは、それ以上健康な歯を失わないためにも、インプラント治療に力を入れてまいりました。
歯を失ってしまった方には、自分自身の歯に近い機能を取り戻すことができるインプラント治療を、できるかぎり長持ちするように、できるかぎり低料金で。では、まだ歯を失っていない方には?
それは、「定期メインテナンス」にあります。80歳での残存歯数は日本で10本未満、欧米では、15本~20本となっています。この差は「定期メインテナンスを受けているかどうか」にあります。欧米で定期メインテナンスを受けられている方は80%以上とも言われており、日本においては数パーセントという状況です。これは、日本において歯医者は「痛くなってから行くところ」「できるだけ行きたくないところ」というイメージが醸成されてしまっているためと思われます。
プロによるクリーニングを受けなければ歯石などの除去はできません。痛くなってから行くのではなく、普段から、美容室に通うのと同じ感覚で、歯の定期メインテナンスやクリーニングに行くのが、欧米では常識となっています。
また、歯科医院自体も、少ずつ、「削ることろ」「抜くところ」から、「お口から全身の健康を守るところ」「定期的に通い、お口をキレイにスッキリするところ」に変化していこうという動きもあるように思います。当歯科医院においても、定期クリーニングのコースを設けさせていただいております。いかに低料金でインプラント治療をご提供させていただいたとしても、最終的にインプラント治療をするより、よほど経済的ともいえます。
ご自身のかけがえのない歯、
かけがえのない健康を守るために。
ご自身のかけがえのない歯を守るために。
ご自身の健康寿命を伸ばすために。
ご自身の歯で、おいしい食事を食べていけるように。
これまでの数多くの臨床からたどり着いた、たった一つの答え、
それは「歯を失わないようにすること=“予防”が最も有効な歯科医療」です。
医療法人 平和通り歯科医院
院長 杉澤 裕